ビンディングの角度はどのくらいが良いの?
「かっこよくカービングターンを決めたい!!」そのためにはビンディングのセッティングが肝心となります。設定が悪いと上達が遅れるのはもちろんのこと、「なんか違うな。。。」というモヤっと感が残り、スノボを楽しむこともできなくなってしまいます。
セッティングを正しくすれば、「この感覚か!」といったコツも掴みやすく、上達速度が格段に上がりますよ!ビンディングの角度は、滑るスタイルによって大きく変わりますから抑えておきましょう。
私もいろんな角度を試してみて、その違いを実感しています。腰の入れ方、膝の曲げ方などやりやすさも全然違いました。今ではストレスなく、楽しく滑ることができています!
あなたも色々試してみて自分に合ったスタンスを見つけてください。スノボをさらに上達させて、より楽しいスノボライフを送っていきましょう!!
アングル調整【目的別おすすめのアングル】
アングルとは、板にセットしたビンディングの角度のことです。ボードの進行方向に対して、ビンディングが垂直の状態で0度となります。そこから進行方向側に向けると+度、反対側に向ければ-度となります。
このアングルは3度ずつ調整できるようになっていることがほとんどです。レンタルの板など一般的には前足21~18度/後ろ足0~3度に設定されることが多いと思います。
もちろん、足の角度は進行方向に向けた方が滑りやすいです。カービングターンをするには、足は内股にして滑ることで安定感を出しますから、あまり進行方向に向けすぎても滑りにくくなります。カービングターンを練習しはじめの方は「前足21~18度/後ろ足0~3度」のスタンスで良いと思います。
ここで、ある程度カービングターンができるようになってくると、「トリックを入れたりスイッチで滑りたい」なんて気持ちが芽生えてきませんか?最近流行りのフリーライディングです。高速ターンからのトリック、なんてやっている人かっこいいですよね!
そんなフリーランを楽しみたい方は「ダックスタンス」が主流です。前足は前方向、後ろ足は後ろ方向に向く、ガニ股スタイルです。アヒルの足みたいな感じなのでダックスタンスと言われます(笑)
ダックスタンスのアングルは前足9~12度/後ろ足-9~-12度が人気です。もちろん、カービング時は膝を内側に畳み込む必要があるので、後ろ足を-角度にしすぎると滑りにくくなってしまうため注意が必要です。
・カービングの練習がしたい
→前足21~18度/後ろ足0~3度
・トリックもいれたフリーランの練習がしたい
→前足9~12度/後ろ足-9~-12度
スタンス幅調整
スタンス幅とは、左右のビンディング間の距離のことです。つまり、左右の足をどのくらい開くかです。一般的には、肩幅より少々広い程度とされています。
身長に合わせた長さの板を使用している方は、あまり気にする必要がないと思います。板に合わせてビンディングをセットすればOKです。
ハイバックの角度調整
ビンディングの背もたれのような部分です。この背もたれの角度も調整する必要があり、ブーツとの隙間がないようにセッティングすると良いです。理由は、ブーツとの隙間がない方が力が伝わりやすいためです。これによりヒール側のターン時に板を立てやすくなります。
遊びがあると伝わりが鈍ります。逆にグラトリでガンガン攻める方は、あえて遊びを入れるのも良いです。
センタリング位置調整
ビンディングにブーツをセッティングした際、つま先とかかとがボードの幅からはみ出ると思います。このはみ出た両者の長さが等しくなるようにビンディングをセットします。基本的には板の中心にセッティングすれば問題ないと思います。
まとめ
カービングを楽しみたい方向けに、スノボのスタンスについて解説しました。繰り返しになりますが、特にビンディングのアングルは超重要ですので、いろいろ試してみてください。
- アングル:【最初は前足21~18度/後ろ足0~3度】【慣れてきたら前足9~12度/後ろ足-9~-12度】
- スタンス幅:肩幅良い少々広め
- ハイバック:ブーツとの隙間がないように
- センタリング:ブーツのつま先とかかとの出っ張りが等しくなるように
スタンスは、スノボの滑るスタイルに合わせてセッティングする必要があります。また、あなたが最高のパフォーマンスを発揮できるスタンスを見つけられたら嬉しいです。